まけまけはある意味学校みたいなところで、パソコン技術の指導を受けることになった。パソコンで文書を作る時、もっぱらワードばかりを使っていたのだが、これは限界があって職人技を使っての作成になるので疲れてしまう。ワードの難点を克服するために、エクセルの概念をまず学んだ。エクセルはセルと呼ばれる枠が基本単位になっている。最初はイメージがつかめなくて難儀したが、ワードでできない微調整が簡単にできるので眼からうろこが落ちた。編集が苦手だったので、独力で続けてきた壁新聞も11年間同じレイアウトを余儀なくされた。将来、タウン誌を発行したいという計画があるので、エクセルでの編集を学んで損はない。マンツーマンで教えてもらえるので、わからないところが出たらそのつど問題を解決できるのは助かる。慣れるまでは大変そうで、今後も機会を見つけて練習して行きたい。まけまけでは中学英語の講師をしているので、とりあえずまとめのテスト問題をエクセルで作ることから始めることになるだろう。いきなりパソコンの画面上では作成できないため、手書きによる下書きは必要だ。こんなことを年から年中やるのを仕事にしたら狂ってしまう。狂わないまでも眼精疲労から来る肩こりには悩まされそうだ。それでも自分はスマホよりはパソコンのほうが使い勝手がいいと思っている世代だ。今時の若者はスマートフォンが最高のツールになっている。実際、携帯電話のショップの若い店員の女の子は、次のようなことを言っていた。「スマホのことはわかるのですが、パソコンにつきましては使い方が詳しくありません」パソコンを手のひらサイズにコンパクトにして電話の機能を持たせたものがスマホだ。そんな奇妙な現象が起きている。まけまけでも50代以上のメンバーは全くといっていいほどの機械音痴ぶりで、スマホはいうまでもなくパソコンも使いこなせなくてストレスになっている。いっそのことなら捨ててしまったほうが幸せだ。わからないということはある意味不幸なことだと思う。
kokodaru