ストレッチと筋トレを終えたまけまけにゲストがみえた。まけまけスタッフの前の職場で連携先でもある精神科病院の職員二人だ。今日は訪問看護の訪問先が少なく時間が空いたためまけまけに立ち寄ってくれた。職場を飛び出して自立訓練事業所を立ち上げたまけまけスタッフをねぎらう意味での訪問である。男性職員にはデイケアで自分もお世話になっており再会できてとても嬉しく思った。大きく成長したわが子の写真を見せて近況を報告できた。我が子は精神科デイケアで育ったようなものだ。もう一人の女性職員とは面識がなく「始めまして」と挨拶したら、「私は存じ上げていますよ。事務の奥にいたのでわからなかったのでしょう。いつも壁新聞を読んでいました」と言われたのだった。男性職員は自分と同い年であるが、童顔なので若く見える。例えて言えば、教育テレビの「歌のお兄さん」のタイプだ。いつも笑顔を絶やさず寄り添ってくれる作業療法士だ。まけまけの男性職員も作業療法士であり、二人ともに手先が器用だ。まけまけの随所に手作りの物がある。作業療法士の腕の見せ所である。積もる話がたくさんあって賑やかな時間だった。帰り際、これまた作業療法士で自分の高校の後輩に当たる男性が結婚したと知らされた。お相手は教育に携わる美人だと言う。なかなかのイケメンで早く身を固めたいと言っていたのを思い出す。出会いの場が少なく、相席居酒屋で出会ったらしい。この相席居酒屋とは、居酒屋に出向き隣の人とトークしながら出会いを楽しむお店だ。合コンとも違い、予約は不要だ。婚活パーティーのような堅苦しさを避けて利用する人が増えている。女性は時間無制限の完全無料だ。20代から30代前半までの若者がターゲットになっており、もう50歳の自分は興味本位でも覗くことができない世界だ。自分にとってのマッチングの場はまけまけぐらいだ。たまには席替えをして交流を深めるチャンスを設けるのはどんなものだろうか。
イガチョフ