まけまけでのストレッチと筋トレは25分かかる。これと午後3時までの授業では、あまり疲れない。スポーツをする機会がないので、せいぜいできることは歩くことぐらいだ。しかし、行き帰りに地下鉄に乗るのでほとんど歩かないで一日を過ごしてしまう。どうりで夜、布団に入っても眠れないはずだ。先日、朝たまたまメンバーのAさんとまけまけまで歩いたのだが、その日の晩はすぐ眠りに堕ちた。歩いてみようと思ったのは、天気が良かったせいもある。Aさんと一緒に歩きながら他愛もない話に耳を傾けるのも悪くはないと思った。さすがに帰りは地下鉄を利用したが、歩くと気持ちがいいなと実感した。「眠れない」と、精神科の医師に相談すれば、対処療法ですぐに薬が処方されかねない。睡眠薬は上手く使えば効果的だが、長く服用すると生きる気力がそがれてしまう。何と言っても朝ごはんが美味しく感じられるのが、一日のスタートを切るために必要だ。もちろん朝食を抜いても問題はないだろうが、食べるという行為が頭を切り換えるきっかけを与えてくれる。高校1年生の息子は小食で弁当も完食することがないが、朝ごはんは欠かしたことがない。教えたわけではないが、良く噛んで食べる。成績が好調なのもこの辺に理由がありそうだ。高校時代の自分を振り返れば、登校時間ギリギリまで寝ていたので当然朝ごはんを食べなかった。成績は低空飛行でぱっとしない平凡な生徒だった。朝ごはんを食べるだけで成績が良くなることに似て、歩くことが良質な睡眠を引き出す。当たり前の生活習慣こそが健康維持のために必要なことなのだ。最近、やることが多くてゆっくりお酒を飲む機会が減ってしまった。アルコール度数が40度を超える物ばかり好むには理由がある。量を飲まなくて済むからだ。ビールは飲みやすいので大量に消費する。なかなか酔いが回らないので、どんどん飲んでしまう。これは不経済だし、トイレが煩わしい。酔いつぶれて寝入ってしまうのは幸せを感じる。お酒を飲むのもけっこう疲れるものだ。
イガチョフ